糸の巻き方・調弦

< 三味線の糸の巻き方です >

 

(当然ながら)まず切れた糸を音緒(ねお)と糸巻きから取ります。

・音緒(糸と胴をつないでいるもの)への結び方

Ito001

 

1. 新しい糸をほどき音緒(糸と胴をつないでいるもの)の下側から通します。
2. 右手でまるを作ります。
3.4 そのまるを音緒の上からかぶせます。
5. かぶせた状態で反対から糸を強く引っ張ります。

※3の糸などは先端に結び目を作っておくと滑り止めになります。

 

糸巻きへの結び方

 

・1の糸(1番太い)の巻き方
 穴に糸を通して結び目を作る - 反対から強く引っ張る

 

Ito02

 

・2と3の糸の巻き方
穴に糸をとおす
先端を手前に持ってきて手前の糸の下から通して糸の棹側から引っ張る

 

Ito03

 

※注意点としては(下図参照)

・糸巻きに巻き付けていくとき糸が重ならないようにする。
・1・3の糸で最後の巻きが糸巻きのうえで少し空いている(天神部にくっついていると反動でゆるむ)。
・最後の巻きから棹に対してまっすぐになるようにする。
・3本の糸が等間隔になるようにする。

 

Ito04_3

 

 

 

 

 

糸のあわせ方(調律の仕方)

 

三味線の調弦(調律)には3種類あります。
基音をC(ハ長調のド)にした場合

本調子 C(ド)-F(ファ)-C(ド-オクターブ上)

二上がり C(ド)-G(ソ)-C(ド-オクターブ上)

三下がり C(ド)-F(ファ)-A♯(ラ♯)
1の糸(太)、2の糸(中) 、3の糸(細) の順です。

 

ちなみに民謡世界では一般的に○本という言い方をします。
A:一本 A#:二本 B:三本 C:四本 C#:五本 D:六本 など

 

・基準音をここでは四本:C(ハ長調のド)としましたが、津軽三味線の場合、ギターなどと違い決まった調子(キー)のあわせ方がありません。(民謡)三味線は基本的に唄の伴奏がそもそもなので唄い手さんの調子(キー)にあわせるからです。ただし、独奏の場合は奏者本人のセンス(好み)です。一般的にはC、C♯、D あたりが多いようです。

 

調律器はいろいろありますが、一般的には和楽器用調律笛を使います(一応必需品)。

 

Tyousibue_2

 

 

←こういう物です

 

 

あと電子チューナーもあります。最近は非常に安価になってますので使いやすいのを購入しておくと便利かも?。楽器全般に使える汎用的なタイプで三味線の場合小さめのクリップ式(楽器を直接はさむ)のものがいいかなあ、と思います。クリップ式の場合、楽器の共鳴をひろうので周りがうるさかったり、大きい音が出せない時に非常に便利です。もちろんマイクで音もひろえます。KORG とか YAMAHA であります。~5000円位。

 

Dennsituner

 

 

←こいいう物です

 

 

 

 

 

 

※参考-津軽三味線用の糸の太さ

 

・1の糸  …25または30(絹)-ふじ糸製  または 浄瑠璃用太口・中口-丸三製

・2の糸  …15(絹)-ふじ糸製
            …15(ナイロン・テトロン)-丸三製

・3の糸  …13(ナイロン・テトロン)-ふじ糸・丸三製 

 

 

組み合わせ方に特に決まりはありません。太さなどいろいろ試して好みを見つけてもいいと思います。

上記の糸は在庫ありますので教室で購入できます(在庫ない場合は注文できます)。